内向型の自分を恥じていた話

ストーリー

私ってつまんない

「真面目」
「おとなしい」
「堅い」
「礼儀正しい」
「いつでも丁寧」

 

学生時代、特に高校生までの私は
人にそう見られていたみたいです。

・先生からの通信簿
・卒業式での寄せ書き

これらにいつも同じイメージが書かれていたから。

 

そこから思うのは、私は堅くてつまんないなってこと。面白くない。
目立つタイプじゃないし、声も小さめ。
発言も苦手でグループにいるのが辛い。

今思うと、典型的な内向型さんでした。

 

だから、クラスの中心にいるようないつも明るくてフレンドリーで誰にでも気さくに話しかけられる人に憧れていました。

(実際中学で好きだった人は
サッカー部でムードメーカーだったし)

 

誰とでも仲良くなれることってすごいことで自分にないもので、強みだなって思ってたんです。

つまんない自分を変えたい

大学生になって、そんな自分を変えたいって強く思いました。大学生は弾けたいと思ってました。しょっぱいけれど、大学デビュー的な。

 

ずっと黒髪だった髪を明るめに染めて
ボブにして、服装もしっかりきれいめのスカートで。

 

幸いすぐに友だちができて、4人のグループで過ごしていました。(見た目を整えるのって効果ある)

 

私は外国語大学の日本語学科に所属していました。社会人で使える日本語を習得するという授業がたくさんあり、当たり前にプレゼン・ディベート・ディスカッションなど人前で話すことが毎日毎日続きました。

 

めちゃくちゃ辛かったです。
最初のプレゼンの時

何にも話せない。
汗が吹き出る。
手が震える。
声が小さくなる。
頭が真っ白になる。
紙を落とす。
鼓動が速くなる。
みんなが見てるよ……

 

内気な自分を盛大に披露して
大失敗したんです。評価は最低のD。

外見だけ変わっても
内面はすぐには変われないよな
そう打ちひしがれていました。

 

でも
そんなんじゃ今までのまま
真面目で大人しくて静かな陰キャラ。

それからというもの試験に向けて
何度も家で原稿を読み、声に出し
友だちに見てもらって練習しました。

 

それでプレゼンの試験の日。

自分でもこれは!って思うほど
変われたんです。

声も通っているし、聞きやすい。
みんなを見て話せている。

クラスのみんなの評価にそんな
言葉が並んでいた時、ぐっときました。
練習をしてよかったと。

評価はAでした。

 

それは1年生の冬のこと。
その頃から自分の中で今まで抑えていた
気持ちがぶわっと解放された気がしました。

もう内向的な自分はいない

大学では初対面の出会いも結構あって
それも怖くなくなりました。初対面の人にも臆せず話しかけ、しばしば明るいねって言われることが増えました。

 

私は話せるんだ。
もう大人しくないんだ。

そう思えるほどに。
多分今思うと、高校生までの自分を知ってる人はいないから大丈夫。(県外の大学だったので)

 

変われるという自信が
あったんだと思います。

だからある意味、明るく話せるようになったからこそ、人との距離感が掴めてきたって勝手に思っていました。タガがはずれちゃったのかもしれない。

その頃から常に明るく振る舞うようになりました。

 

・初対面は問題なく会話に入る
・新しいことに首を突っ込む
・色んなサークルに顔を出す
・海外研修にすぐに応募する
・明るいって見られている

そんな感じです。

ホームパーティで気づいたこと

でもある時
大きな失敗をしてしまいます。

私は大学で出会った友人(2個上)の家に呼ばれてホームパーティーに参加していました。

 

いつもの通り、明るく挨拶して
歳が近いかなとか仲良くなれるかなと思ったらタメ語で話してしまう…そんな風である女の人に話しかけました。

これは失敗したな…
一瞬でわかりました。

 

後から友人に話を聞くと、その女の人は
友人より7個も年上だったとか。

友人がタメ語だから私もいいかって
勝手に距離を詰めてたんです。

 

しかもかなり明るく

「〜だよね?わかるー!(テンション高)」

 

みたいな。
かなりうざいです……
途中から目も合わせてもらえなくなって
ギクシャクした空気のままでした。

 

帰ってから悶々と考えました。

気づいたのは今までの自分は
無理をしていたんじゃないかってこと。
誰になろうとしていたんだろうってこと。

 

「明るくて誰とでも仲良くなれる」

これは素晴らしいことです。

 

でも
自分の本来持っていた
丁寧さや礼儀正しさを失ってでも
得たいものだったんだろうかと。

自分の内向型を恥じていた

内向型に対するイメージが悪かったということに気付かされました。

 

自分は弱くて、すぐ泣くし目立つのが怖くて発言も苦手で、大人しくて真面目。

いいところなんて一つもないや。
変わらなきゃいけない。
変わりたいんだ。

そう思い続けてきました。
自己肯定感なんてきっと微塵もなかったな。

 

でもそれは一面だけのこと。

その一件で
落ち込んでいた私に母が言ってくれました。

 

「いいことと悪いことは表裏一体だよ。
大人しいことは自分の内面に目が向くから深く自分のことを考えられるし、真面目さはもちろん仕事でプラスになるし、何より私はあおの優しさを知ってるよ。」

 

内向的がだめで、外向的がいい

 

そう思い込んでいた私にそっと寄り添ってくれる言葉でした。ぽろぽろ涙がこぼれていました。

なりたい自分を目指して努力をすることは大切だと思います。

実際に大学での努力は決して無駄ではなく、自分を変えるために、がんばったことは役に立っていると思っています。

 

しかし
本来の自分のよさを捨ててまで
無理をしなくてもいいかなと思うようになりました。

最近は自分の内向的な面を認めることで
ちょっとだけ自分を好きになりました。

 

相手に言ってしまった言葉をいちいち気にしたり友だちに会って家に帰ってからもやもや悩んだりそんなことは相変わらず多いのですが、きちんと相手の立場に立って考えているから悩んでるんだな…そう客観的に見られるようになったと思っています。

 

例えば、今よく耳にするHSPの一つの特徴である

「深く考える」

それは素敵な特徴なんだと内向型の自分がHSPの存在を知って、自分に当てはまるなと思った時から、気づくことができました。

 

きっと前の自分だったら、自分の性格全てをマイナスに考えてたし、それが自分の「よさ」だということに気づかなかったから。

 

自分の嫌なところばかり見ていて
自分のことがずっと大嫌いだったけれど
少しずつ少しずつ認めてあげたい。

 

そして最近調べていくうちに自分は内向型の刺激追求のHSP、HSS型HSPに最もよく当てはまることがわかりました。

 

内向型でいい

 

そのままの自分を愛せるのは自分だけだとこれからも信じていたいです。そして、あの時みたいに暴走しないようにしよう。笑

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