SNSは楽しい、でも。
私はSNSをよく利用している。Twitter、Facebook、Instagram…周りのみんなもやっていて、それらがなければならないような生活。特にTwitterは4月から本格的に初めて半年になった。見ない日はないくらい毎日タイムラインを眺めて、ツイートして、周りのみんなとリプし合ったりしてた。
SNSでの交流は本当に楽しいもので、何時間でも時間を忘れてその世界にどっぷり浸かってしまう。
でも、いつの日からか少しずつ、息苦しさを感じるようになってしまった。
・リプは早く返さなきゃいけない。
・毎日ツイートしなきゃいけない。
・有益なツイートをしなきゃいけない。
「楽しむ」
そんな気持ちをどこかに落としてきて、「義務感」でいっぱいになっていた。
「しなきゃいけない」呪い
その義務感を作ってしまった原因は、リアルの生活とSNSの生活の境が曖昧になってしまったからだと思う。
仕事、育児、家事…
SNS以外にもやることは山ほどある。たくさんの「しなきゃいけない」に縛られて、私の中の何かがぷつんと切れてしまったみたいだ。
私は何でも順番を外れるのが嫌な質だ。だから、何か一つできなかったり、失敗したりすると立ち直りが遅い。
例えば、
・日記を数日忘れると、そこまで遡って全部書く。
・レッスンのフィードバックをレッスンが終わった順番にやる
・授乳時間を決めてスケジュール通りにやる
・リプを時間順に順番に返す
時間、スケジュール、順番…守らないといけないと思ってる。だから、それらが守れないともういいやという気持ちになって、どうしても自分はだめだと思ってしまう。
スケジュールを決める
⬇
守れない
⬇
自己嫌悪
という悪循環になりがちということだ。
もちろん、それがこなせるときや余裕があるときは、上手くいっている。でも、やることがたくさんになってきて、管理できなくなったとき、そういう完璧主義は理想に終わる。そんな自分が嫌でたまらなくなる。
「初めての育児をがんばりたい」
「好きな仕事を続けたい」
「稼ぎたい」
「Twitterも楽しみたい」
全部をがんばってきたけれど、そんな気持ちがだんだん焦りに変わってたんだなと。
エスケープしてもいい
心の余裕がなくなったとき、ちょっと色々からエスケープボタンを押して、お暇したほうがいい。5日間、すべてのSNSを見なかったし、昼間はスマホの電源を切っていた。(夜だけラインの返信だけしていた)
その時間は、本当に回復の時間だったと思う。スマホを見なかったことで、息子とはもちろん、夫にもきちんと向き合って、笑い合った気がする。食事しながら、今日あったことを話して、食後はコーヒーを飲みながら、リラックスする…少し前まで当たり前だと思ってたことが、最近疎かになってたことに気づいた。
1週間前、スマホを見て忙しく文字を打っていた私に夫が言った。
「ねぇ、見て!息子くんが笑ってるよ」
「あーちょっと待って」
…完全に見逃した。
その後、私が覗くと息子はいつも通りの表情になっていた。もしかしたら、スマホを見ている間に、息子の成長を見逃していた瞬間が気づかないだけでいくつもあったのかもしれない。
息子と肌を寄せ合って、抱っこして‥そんな日々はおそらく長くはない。すぐに大きくなって親元を離れるのかな。そう思うと、寂しくなって涙が出てきた。あぁちゃんと向き合ってなかったかもって。ごめんね。
無理せず「楽しむこと」
短かかったけど、5日のお暇を過ごして、これからのSNSやスマホとの付き合い方や育児、仕事、家事について色々自分のもやもやに向き合えた。
・家族時間を楽しむこと
・完璧じゃなくてもいいこと
・SNSが辛くなったら少しお暇すること
この3つはいつも自分の中で覚えていたい。全部に共通するのは「今を楽しむこと」それを忘れないでいたい。
夜ご飯も作ってなくて、部屋も散らかってて‥何もできなかった日、夫が
「息子くんを育てるっていう重要任務を遂行したでしょ、今日もすごいよ。お疲れさま」
そう言ってくれて救われた。あれもこれもしなきゃいけない、そうやって苦しんで思い込んでたのは自分自身だった。
実生活とSNSとのバランスがとれなくなったときに考えたいのは、具体的にこれらのことだと思った。
・家事や育児でできない自分を責めないこと(8割でいい)
・土日はデジタルデトックスをすること
・月に1回は一人だけの時間を作ること
・息子にたくさん話しかけること
・人と比べないこと
立ち止まってもいいし、休んでもいい。自分のペースで誰かと比べない。大切な人たちと幸せに毎日過ごせますように。
家族、友だち、SNSで出会ったみなさん本当にありがとう。こうやって自分に向き合えたのも、周りとの関わりがあってこそだから。今日久しぶりにTwitterを開いたら、心配してくださった方がいて、本当に救われたし、感謝の気持ちでいっぱい。ありがとう。そして、返信せずにごめんなさい。
そんな人たちとこれからも楽しく過ごしていくために、「しなきゃいけない」に囚われずに、無理せず心のバランスを保ちたいと思う。
あとがき
昨日みた夕日は綺麗だった。
「夕焼け空きれいだと思う心をどうか殺さないで」
-【BUMP OF CHICKEN】 真っ赤な空を見ただろうか –
夕日を見たのもいつぶりだろう。起きてご飯食べて、仕事して、息子と過ごして…外に出ない日もある。こんなにきれいな夕日を見ない日もあるだろう。日々に精一杯だと周りに気づかない。「夕焼け空、綺麗だな」そんな小さな感動を忘れたくない。
コメント